【体験談】後部硝子体剥離による網膜剥離手術と白内障手術

眼の手術体験談

後部硝子体剥離による網膜剥離手術をしました。医師からは、この際せっかくだから白内障手術もしたら「一石三鳥だよ~」なんて言われながら。(全然笑えない!)

加齢で網膜剥離になることも知らなかった私には、まさかの出来事でした。

医師にいろいろ教えてもらっても、術後のことを色々考えました。このとき私の眼には「眼内コンタクトレンズ」が入っていたので、手術が上手く行ったとしても、見え方に物凄く不安がありました。

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網膜剥離手術から2か月程経ち、経過も順調なので一安心していますが、当初はとてもとても。

いま、右眼は白内障のレンズ、左眼は眼内コンタクトで裸眼で生活をしています。こうやってパソコンに向かうことも出来ますし、車の運転もしています。

この記事では、網膜剥離手術、硝子体手術と白内障手術の体験談の記述をしていきます。

この記事はあくまでも私自身(患者)の体験ブログです。症状や経過には個人差があるので、気になることがある方は、医療機関へのご相談をお願いいたします。

異変の原因は後部硝子体剥離だった

私は眼に異変が起こってから2日後に手術をしました。

知識不足だった私が、治療や手術の決断をするにはその場の医師の説明が全て、と言う状況でした。剥離しているので結論も早めに出さなければいけません。

そんなことも踏まえ、もしこの記事が誰かのヒントになれば幸いと思います。

「異変を感じた日」

夜9時頃、急に眼に黒い影が映り込み、最初はよく分からず、まつ毛なのかと思い手で払っていました。痛みはありません。

その後、蛍光灯のもと白い壁を見たときに、壁一面「すす」のようなグレー色に見え、そこに黒い点や糸くずのような物数個見え、ビックリしました。糸くずは眼を動かすと眼の中でゆらゆらと泳いでいるような感じ。これが最初の異変から約2時間後のことです。

「明日、病院に行かなくちゃ!」と思いながらとりあえず就寝。

「異変の翌日」最初の受診

眼内コンタクトレンズを入れた病院に来ました。診療開始時間には到着し、眼の状態を伝えると直ぐ診てもらえることに。

医師から告げられたのは「網膜剥離」でした。後部硝子体剥離が起こる際に網膜が破れ、すすや黒い模様はその出血だと。直ぐ失明に至る状態ではないが、早めの手術になると言われ、網膜剥離の手術を行ってくれる病院を紹介されました。

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診察後すぐに予約取って、と

せかされる感じにドキドキ・・・

そして、網膜剥離手術で邪魔になるからと言われ、右目の眼内コンタクトレンズを取り出す手術をこの日の夕方行いました。

「異変から2日目」紹介病院での診断と手術

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今朝、眼内コンタクトの病院で手術の経過を診てもらい、紹介された病院へ来ました

今日も朝からドキドキ^^;

病名は、後部硝子体剥離による網膜剥離

「診断内容」

・ 右目上部に網膜剥離があり、硝子体に出血がある

・ 白内障も進んでいる

後部硝子体剥離のときに、硝子体と網膜の一部が癒着とか何らかの原因があり、その部分が引っ張られ剥離し出血。

後部硝子体剥離による網膜剥離とは

硝子体が網膜から分離する現象を後部硝子体剝離と呼びます。眼球の奥の方(視神経乳頭付近)から分離が起こってくるので、後部~と呼ばれます。基本的に、加齢現象であり、40歳ぐらいを過ぎると起こってくることが多くなります。無症状のうちに起こっていることが多いですが、飛蚊症を自覚することもあります。眼底検査や網膜断層撮影(OCT)で検出できることが多いです。後部硝子体剝離自体は、何も悪いことはないので、治療の必要はありません。

引用元:日本眼科学会より:https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=38

後部硝子体剝離は加齢による現象であって、現象自体に問題はないと書いてあります。

網膜剥離手術と白内障手術を決めるまで

「治療方法の説明」

 

・網膜剥離をレーザー治療をする(網膜剥離手術)

 

・出血を取るために硝子体切除をする(硝子体手術)

 

・白内障の症状もあるので同時に手術することが出来る(白内障手術)

初見医師からは、私が眼内コンタクトを使用していたので、こう説明がありました。

もし、どうしてもまた早いうちに眼内コンタクトを入れたいのであれば、網膜剥離の手術だけ行うことも出来るが、おすすめは出来ない。

網膜剥離の手術だけの場合、今ある硝子体の出血はそのまま。ある程度は吸収されるかもしれないが、それがどの程度吸収されるのかは分からないし、硝子体を切除しなければ、剥離の処置にも影響が出るかもしれない。

あと今回じゃなくてもいいけど、白内障の症状もあるから一緒にやると一度の手術で済むから一石三鳥だよ

だって!

まさかの提案でしたが、医院長や手術執刀医とも硝子体手術や白内障手術の話しをし決めました。

右眼は眼内コンタクトを諦め、日常生活で邪魔になる出血を取り、そして白内障手術もする。今後の眼のことを考え、なんとか自分で選んだ結論でした。

そして手術は今日、日帰りで、しかも1時間後だって!!

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サクサク進む病院の対応に、私の気持ちが追い付かないよー

「手術内容」

 

・網膜剥離手術(レーザー治療)

 

・硝子体手術(硝子体部を取り、そこに空気を入れる)

 

・白内障手術(単焦点レンズ、焦点は中間距離)

「術前の1時間でしたこと」

 

・手術前の必要な点眼と薬を一錠服用

 

・飲食は少しの水やお茶のみOK

 

・術後の注意点の説明と、術後の緊急連絡先を渡される

 

・術後はうつむき姿勢になるので、帰宅が大変ならホテル宿泊をと伝えられ、すぐ近くのホテルに予約を入れる

 

・処方箋を受取り、術後必要な薬などを(同ビル内)買いに行く(感染予防薬・痛み止め・防水保護シート)

 

・予定外の宿泊、取りあえずメイク落としシートを購入(もう頭が回ってない・・^^;)

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あっという間の1時間!

落ち着かなくちゃ ^^;

手術時の記憶

「手術時」

 

・着替え、点滴をし手術台へ、眼を閉じないよう器具で固定される

 

・手術の傷は3ヶ所、点眼麻酔をしているので痛みを感じたのは最初の1度だけでした

 

・少し経って光を感じなく見えなくなったので聞くと、水晶体を外したと言われる

 

・そこからは静寂のなか、機械音?だけが暫く響いていた

 

・痛みも不安もなくなり、眠いけれど右眼は固定されてるし・・・さすがに寝れず

 

・最後、傷3ヶ所を縫って終わる

 

手術台から降りた瞬間から「うつむき姿勢」

 

・処置室へ移り、眼を保護される(プラスチックの眼帯の上に大きめのガーゼ一をテープで固定)

 

手術時間は1時間程

眼内コンタクトでの手術経験があると言っても、眼の浅い所の手術です。今回は眼の奥なのでさすがに怖かったけど、麻酔が効くと痛みも違和感もなくなり、落ち着いていられました。

最後は傷を縫合され「糸が溶けるまで、ゴロゴロするから」と医師に言われ。すっかり消えるまで2週間は要したと思います。眼内コンタクトのときは縫わないんですよね。

医師から「手術は成功です。大丈夫ですよ」と言われ、本当によかった!感謝です!!そして、もしも夜中に出血が起きたり、ひどい痛みがあれば連絡するよう言われました。

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日帰り手術だけど、緊急連絡OKなのは安心!

あと大切な「術後の注意点」と「術後の経過」を書きますね

「手術後の注意点」と「術後の経過」

「うつむき姿勢」と「うつ伏せ寝」の見本

病院より

うつむき姿勢見本

「うつむき姿勢」をとるのは、硝子体の代わりに空気が入っており、空気が上に向かう特性を活かし網膜を圧迫させるためと、医師から言われました。

そして、この空気は1週間~10日掛けて液体に置き換わり、その水分量に比例して見えるようになって来るからと。

術後生活の注意点

病院より

術後の注意事項

術後経過の詳細

※通院日に沿って術後経過を記載しています

手術当日・医師の指示

 

・完全うつむき姿勢

 

・必要なとき一瞬上を向くことはOK

 

手術当日に思ったこと

 

・ホテルは分かりやすくて近い所でよかった

(うつむきだから徒歩だとなおさら)

 

・ドリンク買ったらストロー要

(ペットボトルは飲みずらい)

 

・U字型枕あれば持参

(ホテルのバスタオルじゃキツい)

 

・鏡があると便利

(うつむきでもTVが見れる)

 

その他

 

・ホテルに着いた頃、じわじわと痛みが出ていたので直ぐに痛み止めを飲みました。そのあとも4~5時間置きに飲んでたおかげで、強い痛みは出ず。翌朝にも飲みました。

 

・医師からうつ向き姿勢を「当日は絶対」くらいに言われたので、ペットボトルで飲むときすら気になったんですよね。

 

・看護師さんからも言われたけど、本当に寝れないです。簡易的にバスタオル2枚でU字枕を作ったくらいじゃムリムリ^^;

術後翌日・医師の指示

 

・術当日と同じ、完全うつむき姿勢

 

・必要なとき一瞬上を向くことはOK

 

・眼に防水シート、首から下のみのシャワーOK

 

見え方

 

・視界が悪くぼやけている/眼帯・ガーゼなし

術後2日目・医師の指示

 

・ほぼうつむき姿勢だが、寝るとき少し斜め下の横向きOK

 

・眼の中の水分量が増すとごとに少しづつ顔を上げていいと言われる

 

眼の中の水分量と見え方

 

・20%/まだ視界がよくない/黒い楕円形が眼の下の方にある(液体)/視力01~0.2くらい/日に日に水分量が増え少しづつ見えて行く

術後8日目・医師の指示

 

・仰向け寝以外はOK

 

・入浴もOK(防水シート有)だが、洗顔はNG

 

眼の中の水分量と見え方

 

・50%/眼の半分は見えるようになる/視力05~0.6くらい

術後10日目・医師の指示

 

・うつむき姿勢終了!

 

眼の中の水分量と見え方

 

・90%/視界はよい

術後2週間目・医師の指示

 

・洗顔もOKとなる(これで防水シートも要らなくなる)

 

眼の中の水分量と見え方

 

・残る空気はほんの少し/視力08~0.9くらい

 

感じたこと

 

・2週間もOKが出なかったのが「洗顔」これが一番長かった。

 

・傷部分の瞼辺りは少し触れただけで痛かったので、アイメイクは2週間過ぎてから。あと、目の充血と傷のゴロゴロ感は、1か月経った頃に気付いたら消えてた!という感じでした。

 

・車の運転は術後2週間目で、距離にして3キロくらいだったけど、めちゃめちゃ疲れました。視力は出ていたので見えるんですが、今までと左右視力のバランスが違うから違和感あって緊張しました。しっかり慣れるにはもう少し時間がかかりそう。

 

・パソコン作業や仕事(接客業)も、2週間目から徐々にって感じでした。

※上記表に記載していない「洗髪」シャンプー。今思うと医師に確認しなかったから記載していないのですが、眼に水が入ると感染が怖いですから医師に聞いてくださいね。

1か月半後の眼の状態「遠くは右眼、近くは左眼」?

1か月半後の受診で、手術した眼の視力は1.2~1.5出ていました。中間距離が焦点のレンズだから、室内に適しているだけだなんだと思っていましたが、車の運転のとき以前より遠くまで見えます。視力検査で1.5も幾つか見えたんですよね。

左眼は1.0。左右バランスの違いは視力だけじゃなく、コントラストにも表れています。白内障手術をした眼は濁りが無く視界がクリア。(まぶしくはない)そう極端ではないけれど、例えるなら蛍光灯の白色と電球色のような感じ。そのうち脳も慣れて来るのかな?いまは眼も疲れやすくなってます。

医師に、片方の眼も白内障手術をした方がいいのか尋ねたら、答えはNOでした。白内障が初期であり、いまはピント調整ができる自分の眼を優先したほうがいいから、様子をみましょうと。

次の受診は手術から半年後になりますが、視力を含め、眼の状態が落ち着くにはそれくらいの時間も掛かるようです。いま右眼(手術した眼)は老眼ですが、左目は手元が見えています。遠くは右、近くは左って感じで裸眼で生活しています。

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こういうの、モノビジョンって言うのかな?

とりあえず裸眼で生活できるのは楽でいいけど・・

【体験談】まとめ

ある程度の知識があれば、不調が起きたときの対処にも見当が付き、不安も軽減したのではないかと思いました。それに日頃から眼の健康を意識、維持する方法を取り入れることも必要だと思いました。今回、自分の眼がこのような状態になり痛感したことです。

50代なので、これからも視力など変化して行くと思っています。何かあれば追記したいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

眼のことがよく分かり、読みやすい本です。